愉快な物語、面白い歴史、推理小説などのblog

どうせ見るなら・読むなら心から楽しくなる、未来が明るい物話がいい。そして時々コアな話も。そんな話を子どもたちや友人に紹介したい。司馬遼太郎と宮崎駿のファンが、そんなことを思いつつ好きな作品の感想などを述べてます。

『グランクレスト戦記』(漫画版)

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グランクレスト戦記』(漫画版) 

ロードス島戦記水野良が原作。

四葉真がコミカライズ担当。

キャラクター原案は深遊

 

歴史好き、RPG好きには、とても面白い漫画に出会ったと思った。

弱小君主のテオが、天才魔法師シルーカと出会い、ラシックたち仲間の君主と共に民にとってより良い世界を目指す、という王道の路線である。

キャラクターも、テオは人を大切にする真っ直ぐな青年、シルーカは強気な天才少女、ラシックは豪放磊落な君主、といったようによく描かれていると思う。

その上で戦いの描写やテオにシルーカが惹かれていく姿も「いいね!」て感じで楽しい。

もちろん、絵も上手く、ヒロインのシルーカは特に可愛い。

 

私は白泉社の漫画サイトから知って、漫画から入ったが、小説とアニメがあるそうなので、これから見るつもり。

ただ、ひっじょうーに残念なことに、漫画版はアレンジが元々のファンにウケなかったのか、展開が早く、最後は7巻で「これからどうなるの!」というタイミングで終わってしまった。

正直これほど漫画が続いてほしいと思ったのは最近では珍しいほど、私には面白い作品だった。

 

ということで、作者たちを応援する意味で、古本屋で買うこともなく、新品を全巻買った。

いつの日か、復活して、水野さん、四葉さん、深遊さんたちで続編が出ると良いなぁと思う。

白泉社さん、お願いします!!