愉快な物語、面白い歴史、推理小説などのblog

どうせ見るなら・読むなら心から楽しくなる、未来が明るい物話がいい。そして時々コアな話も。そんな話を子どもたちや友人に紹介したい。司馬遼太郎と宮崎駿のファンが、そんなことを思いつつ好きな作品の感想などを述べてます。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

サラリーマンというもの(司馬遼太郎が考えたこと 1より)

司馬さんの小説を読んで、「良い世の中にしたい」と熱く思った学生は、長くサラリーマンであるつもりはなかったのだが、結局20年ほど俸禄生活者のままである。 『サラリーマンというもの』を考えたエッセイに、『この本を読んで下さる方へ』と『あるサラリ…

タヌキと妖怪(司馬遼太郎が考えたこと1 より)

関西に生まれた私は、柔らかな口調でおじさんが甥っ子に不思議な物語を聴かせるような、そんな司馬遼太郎の作品が若い頃から大好きだ。 その具合は、司馬さんは故人なので、私も人生の中でその残された珠玉の作品を全部読んでしまわないよう、ある時からゆっ…