愉快な物語、面白い歴史、推理小説などのblog

どうせ見るなら・読むなら心から楽しくなる、未来が明るい物話がいい。そして時々コアな話も。そんな話を子どもたちや友人に紹介したい。司馬遼太郎と宮崎駿のファンが、そんなことを思いつつ好きな作品の感想などを述べてます。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

古事記異聞 オロチの郷、奥出雲

高田崇史氏の小説。 古事記異聞シリーズの第2巻。 今回は、「奥出雲」が舞台。 出雲の奥深さが徐々に明らかになっていく様子を、主人公の女子大生橘樹雅とともに追う。 前回、出雲に降り立った途端に事件に出くわしたように、今回も奥出雲に入った途端に事…

QED 憂曇華の時(うどんげのとき)

高田崇史氏の小説。代表作のシリーズ。 久々のQEDで、これは楽しみ。 今度の舞台は安曇野。そして日本に散らばる同様の名。 主人公はいつもの桑原崇と棚旗奈々。 したがって、安心の物語展開。 信州安曇の謂れが語られる。 話は、例の如く奈々の勤める薬局か…

古事記異聞 鬼棲む国、出雲

高田崇史氏の小説。 歴史と推理を合わせた物語を作られるので、その両方が好きな私にとって、全作読もうとしてる作者の一人。 「歴史は勝者が作って残すもの。だから敗者は悪役にされたり、記録から抹消されて、無かったことにされる。ただ、敗者の方に理が…